どうしようもないのは判ってる
誰か助けて
何でこんなにダメージ受けてるのか
いまいちよく判らない
誰でも良いからたすけてよ
誰も要らないほっといて
ああ
叫んでみたからって何も変わりはしないのに
視界がぼやけても
意識が滲んでも
世界が霞んでも
伸ばした手を受け取る人間はいない
伸ばしきった手が届くのはただ空間のみ
伸ばしきってしまった手は此以上どうしようもない
行き場のない手は彷徨うばかり
生き場のない僕もひたすら漂う
涙で誤魔化せれば良いのに
叫んで掻き消せれば良いのに
世界を
止めてしまえれば良いのに
強く有りたいと望んだのは僕
優しくなりたいと願ったのは僕
強くなりたいって
強くなりたいって祈ったのも
僕
言葉で上手く隠して
笑顔で綺麗に蓋をして
行き場の無い思いの丈を曝す
哀れで愚かな自分自身
護りたいから強くなるの
強くなりたいから護るの
答えなんて
とっくの昔に出たくせに